貴尊家益々ご清祥の段、お慶び申し上げます。
平素は、大本山密厳山誕生院の寺門隆盛、興隆仏法、護持運営に対しまして特段のご理解・ご協力賜り、心より深謝申し上げます。
さて、大本山密厳山誕生院は、1095年(嘉保2年)新義真言宗の開祖であり、真言宗の中興の祖である興教大師覚鑁聖人のご誕生の地に、1405年(応永12年)に創建されましたが、戦国時代の兵火などにより廃絶し、その後、幾度となく復興を試みましたが出来ず、1913年(大正2年)になって、鍋島直彬公のご尽力と新義真言宗、真言宗智山派、真言宗豊山派のご協力もあり、ようやく復興致しました。その折、本堂と同時に庫裡及び接待所も建立されました。約100年、老朽化が進み、色々と改修を行って参りました。昨年、平成18年の台風でも大きな被害にあい、改修を考えましたが、設計士の方と色々協議して、一部改修を行うより、新築改修を行う方が今後の維持を考えれば得という結果になりました。そこで、役員会を開き、接待所及び庫裡を含む今後の事業展開に対して色々と協議し、庫裡及び接待所の新築工事と既存の建物の改修、境内の整地事業を行う運びとなりました。
しかしながら、皆様もご存知のように、当院は檀家の方が十数件と少なく、寺だけでは中々厳しい面もあります。過去にも寺だけの資金では出来ず、何回と無く個人出資して参りました。しかし、今回は額が額だけに個人出資だけでは完遂することは出来ません。覚鑁聖人の遺徳を偲び、何とかこの事業を成し遂げ、覚鑁聖人の名をもっと世に出していき、佐賀県鹿島市といえば覚鑁聖人の誕生地と名前が知れ渡るようにとの一念で、資産を投げ打ってでもしなければならないという気持ちで一杯です。
どうか皆様、この事情をご賢察戴まして、この事業が完遂致しますようご賛同賜り、ご浄財のご協力を賜りますようお願い申し上げます。 合 掌
記